CO2がエネルギーになる

  • 11 年前
TBSテレビ 夢の扉+ 2013.8.11.

地球温暖化の“元凶”と言われてきた、二酸化炭素=CO2。
地球環境にとって、“削減すべきもの”だったそのCO2を、光と水を使って、エネルギーに変える、という驚きのテクノロジーがある。この「人工光合成」の研究で、世界をリードするのが、パナソニック先端技術研究所の山田由佳が率いる研究チーム。
独自のアプローチで開発を進め、2012年、世界最高のエネルギー変換効率を実現した。

『少しでも可能性があるならば、トライする価値がある』
植物の光合成をヒントに、光のエネルギーを使って、水とCO2から、燃料や化学原料を作る「人工光合成」。世界中の研究者が、その実用化に向け、しのぎを削るが、いかにCO2の反応を高めるかが、カギとなる。
山田たちは、幾度も実験を繰り返した。そしてついに、電機メーカーならではの発想で、“ある材料”にたどりついた。それは、LED照明に使われる半導体―?

『“できたらいいな”を、“できた!”に変える』
山田たちが、今挑むのは、実際の太陽光のもと、CO2からメタンガスを作る実験だ。
果たして、メタンガスは検出され、実用化への大きな一歩を踏み出せるのか―?
さらには、2020年までに、年間10トンのCO2を吸収して6000リットルのエタノールを生産する「人工光合成プラント」を稼働させるという大構想を抱く。
『CO2を地球のエネルギーに!』 山田チームの夢を追う

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