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プリンセス・カイウラニ(Princess Kaiulani)予告編

5 年前336 views

crazyhis

歴史系映画

allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342812

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt1185344/

2010年 アメリカ映画 130分 日本語版あり

ハワイ最後の女王になり損ねたハワイの王族の物語。
ハワイは1893年に王制から共和制へ移行し、1898年にアメリカへ併合された。
共和制へ移行と言ってもハワイ在住の欧米系の移民にのみ選挙権が認められ、ハワイ原住民やアジア系の移民には認められない、かなり歪んだ形の民主国家。
王政崩壊にはハワイに駐屯していたアメリカ軍も一役買ったそうだ。
この映画の主人公はハワイ最後の女王の姪で王位継承権第一位に指名されていたカイウラニ。
カイウラニは母がハワイ王族で、父がアイルランド人のハーフだ。
併合直前辺りのハワイは経済を完全にアメリカに握られている状態で富裕層の大半が欧米からの植民者、王族の力が極度に弱まっていた。
アメリカからの移民はアメリカへの併合を望み、非合法の武装組織などを作り、王政打倒を狙っていた。
カイウラニは13歳の時にイギリスへ留学し、その後、ハワイの混乱が原因で帰国できず、
1893年の王政崩壊時にはいち早くアメリカへわたり、ハワイの独立維持に奔走し、併合阻止に一役買っている。
王政崩壊以後、ハワイでは政府軍と現地人レジスタンスの間で武力衝突も起きていた。
政情不安の中、カイウラニを女王として即位させて王制を復活させるべしとした論調もアメリカやハワイなどから出ていたそうだ。
1897年にカイウラニはハワイに帰国、その直後に米西戦争が勃発し、アメリカはフィリッピン、グアムなどの地域を勢力下におさめた。
それでこれら地域とアメリカ中間地点にあたるハワイの重要性がクローズアップされて一気にハワイ併合へとなだれ込んだ。
海軍戦略家として知られたマハンなどがハワイの戦略的な重要性をしきりに説いていたそうだ。
ハワイ併合が行われた翌年の1899年にカイウラニは風邪をこじらせて急逝している。このとき、23歳。

カイウラニは日本とも縁があるそうだ。カイウラニが6歳の時に、ハワイ王カラカウアが日本側に皇族の山階親王とカイウラニの結婚を打診している。
日本は断っているが、この辺りのことが縁になって日本からハワイへ植民団が送られるようになったそうだ。
だけどその日本の植民団がアメリカへの併合の強力な根拠の一つになっている。
日本はハワイを狙ってる、だから皇族とハワイ王室の婚姻を企て、植民団を送ってきたのだって。
ハワイを日本にとられる前に併合しないと危ないってことだそうだ。

映画はかわいそうな王女様の物語。そんな感じ。
政治的な話とか、王家内の対立、日本との関係とか何とかはすべて省略されてる感じだ。
王家は団結してて、アメリカのバックアップを受けた民主制を唱えるアメリカ系の植民者が政治を牛耳っている。
植民者の暴動の難を逃れるためにイギリスへ緊急留学して、留学先でいじめられて、国を取り戻す運動を始めたけどうまくいかず、すっかり変わった祖国に帰ってくる。
そんな感じの流れ。寄宿先のイギリス貴族のお坊ちゃまとの恋愛物語もおまけに入ってる。
選挙権を持つのが植民者だけで、ハワイ原住民は持ってない。
それで公正な選挙で民主制に移行しましたって建前を植民者は振りかざす。
それに反発したハワイ住民の抵抗なんかもある。
植民者側はアメリカ海兵隊の武力を背景にそれを鎮圧。アメリカは酷いやつだって感じだ。

参考文献
白い孔雀―ハワイ王朝最後の希望の星プリンセス・カイウラニ物語 ISBN-10: 4835536940
アメリカ史 (世界各国史) ISBN-10: 4634415402
アメリカ史〈2〉1877年~1992年 (世界歴史大系) ISBN-10: 4634460505
ハワイの歴史と文化―悲劇と誇りのモザイクの中で ISBN-10: 4121016440

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