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  • 13 年前
普天間移設 政府が辺野古埋め立て申請提出

 政府は22日午後、沖縄県のアメリカ軍普天間基地(宜野湾市)を名護市辺野古に移設するため、沖縄・仲井真県知事に対する埋め立て申請を提出した。

 沖縄防衛局は22日午後、移設先となる名護市の地元漁協と補償面で合意し、埋め立てへの同意書が得られたことから午後4時前、仲井真県知事に対する海面の埋め立て申請書を提出した。

 普天間基地をめぐっては、先の日米首脳会談で、早期の移設を目指すことを確認し、安倍政権としても日米同盟強化の象徴として月内の申請に向けた作業を進めていた。ただ、沖縄県では反発も根強く、仲井真県知事が埋め立ての許可を出すかどうか、メドは立っていない。(03/22 17:51)

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仲井真知事「理解できない」
3月22日 19時24分

政府が名護市辺野古沿岸部の埋め立てを沖縄県に申請したことについて、沖縄県の仲井真知事は、「『辺野古への移設は、事実上無理ですよ、不可能ですよ』とずっと申し上げてきたのに、政府がなぜそれを考えないのか理解できない。実現の可能性を考慮しないで、政府が決めたから実行できるということは考えられない」と述べ、不快感を示しました。
そのうえで、埋め立て申請に対する沖縄県の承認の判断については、「今回の申請の前に行われた環境影響評価書についても国からきちんとした返答がもらえているとは考えていない。県内すべての41市町村が反対と言っているが、申請への対応は、法律の要件をよく読んでみないと分からないので、担当課の検討をよく聞いてから最終的な結論を出したい」と述べました。

.名護市長「憤りしか感じない」

また、地元、名護市の稲嶺進市長は、「これまでの環境アセスに関する書類の提出でも見られたように県民の目を欺くかのような不意打ちの形で埋め立て申請が提出されたことに憤りしか感じない。沖縄県は、これから審査に入ると思うが、環境アセスの段階でも県の指摘事項が多くあり、県は埋め立て申請に対して、『はい分かりました』とはいかないと思う。県から意見を求められればこれまで表明しているとおり、はっきりと『辺野古への移設は、まかりならん』と言いたい」と話していました。

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