公聴会で九電に厳しい声/九電 値上げ不可なら電気とめる
  • 11 年前
公聴会で九電に厳しい声
2013年2月 1日 18:36

九州電力が目指す4月からの電気料金の値上げについて、経済産業省が31日、地元の声を聞く公聴会を福岡市で開きました。公聴会は、26人の意見陳述人が出席して午前9時から始まり、「役員報酬や社員の給与が市民感覚とかけ離れている」「原発の再稼働ありき」などと九電批判が相次ぎました。

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【動画】「値上げ不可なら電気止まる可能性も」2013年02月01日.

 電気料金の値上げに関する経済産業省主催の公聴会で、九州電力の瓜生社長は「値上げができなければ1週間から1カ月、電気が止まる可能性がある」などと述べました。

 1日、福岡市で行われた公聴会では、値上げに反対する意見や経営責任を厳しく問う声が上がり、男性の1人は「経営の失敗を消費者に転嫁するのはやめてほしい」と述べました。
 これに対して九州電力の瓜生道明社長は「値上げができなければ1週間から1カ月、電気が止まる可能性がある」と述べました。
 男性は「瓜生社長の発言は脅しと取られても仕方がない。職務放棄に近い」と厳しく批判し、経営陣の退陣を求めましたが、瓜生社長は「私が代わったとしても値上げしなければ債務超過は避けられない」と答えました。
 九州電力は家庭向け電気料金の平均8.51%の値上げを政府に申請していて、ことし4月の実施を目指しています。