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    人気のスマホ「開発拠点」を独占取材

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    samthavasa

    samthavasa より

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     NTTドコモが22日に発表した新型のスマートフォン。いずれも日本のメーカーの製品です。ここに来て、スマホ市場でも日本勢が健闘しています。「シャープ」が去年11月に発売したスマホ。国内でいま一番売れている機種と言われています。その人気の秘密とは、今回その開発現場にカメラが初めて入り、独占取材を行いました。
     NTTドコモの春モデルの発表会。加藤社長はある機種を手にこう訴えました。
     「この春、自信を持って、お届けする一押しのモデルです。(ソニーの)XPERIAです」(NNTドコモ 加藤 薫 社長)
     今回の9つの機種のうち、実に7機種は日本の電機メーカーの製品です。
     「こちらのスマートフォン(NECカシオモバイル・MEDIAS W)は、表と裏に液晶が付いています。開くと画面が大きくなります。そして、タブレットのように使えます」(記者)
     実はいま、「スマホ」市場にちょっとした異変が起きています。
     「年末から日本勢のメーカー、人気があり、シェアも上がっている状態」(LABI渋谷店 スーパーアドバイザー 平松 良 さん)
     月別の売り上げ上位を見ますと、これまで「サムスン」「アップル」など海外勢が大半を占めてきました。しかし、先月は「シャープ」、そして「ソニー」の国内メーカーが1位・2位を占めました。日本企業の健闘が目立ち始めました。
     「当店で大変人気が上がっているのは、シャープから出しているAQUOS PHONE ZETA。大変人気で、ナンバーワンで売れています」(LABI渋谷店 スーパーアドバイザー 平松 良 さん)
     いまもっとも売れているというシャープのスマートフォン。通常「スマホ」は大量の電力を消費するため、バッテリーが短時間でなくなります。しかし、この機種は待ち受け画面の状態だと、前の機種と比べ4.8倍長持ちします。2日程度は充電しなくてもよいのだということです。その理由は「IGZO」と呼ばれる液晶パネルにあります。今回その開発現場に初めてカメラが入りました。
     「IGZOスマートフォンは、この中で開発されています。厳しいセキュリティーですが、特別に許可をもらい、中に入ります。かなり広いですね」(記者)
     「何をやっているんですか?」(記者)
     「液晶の光学の評価です。これがIGZO液晶の画面部分(デバイス)」(開発担当者)
     「IGZO」搭載のスマートフォンの研究・開発を一貫して行ってきたシャープの広島工場。開発担当者に「IGZO」の強みを聞いてみますと・・・
     「これがIGZO?」(記者)
     「そうです。消費電力を測っています。従来の端末では9.8ミリアンペアの電流がずっと流れている」(開発担当者)
     「IGZOは10分の1の消費電力ですね」(記者)
     「そうですね」(開発担当者)
     何もしない状態だと、これまでのスマホと比べ「IGZO」を搭載したスマホの消費電力は10分の1程度を指しています。しかし・・・
     「画面が書き換わるときだけ、電流が流れて、静止画の時だけ電力が変わる」(開発担当者)
     「画面を触ったときに電流が流れる」(記者)
     「そうですね。画像が更新されるときだけ、電流が流れまして、指を離すと電力が下がる」(開発担当者)
     これまでの液晶は静止画の場合でも常時電力を「オン」の状態にしなければなりませんでしたが、「IGZO」では電流を一定時間「オフ」にしても静止画を表示できます。このため電力消費を大幅に抑えることができるのだということです。
     「(IGZOスマホの開発は)みんながモチベーション高く、仕事をしているので、今回はかなり自信があります」(シャープ通信システム事業本部 前田健次 副参事)
     テレビ事業などの不振で2期連続の大幅赤字となるシャープ。部品から商品の製造までを一貫して行う、いわゆる「垂直統合」という日本特有のビジネスモデルが不振に拍車をかけたと見られています。そのシャープにとって「IGZO」は救世主となるのでしょうか。
     「IGZOで行くぞ-!って。静かな闘志で頑張りたいと思う」(シャープ 大畠昌巳 執行役員)
     開発責任者の大畠氏は「IGZO」の可能性を、こう語ります。
     「もともと弊社が強みとしていたデバイス(液晶)で、特徴ある商品を作っていくと。最先端の機能を持ちながら、かつ、大きな特徴、それが長時間(使える)IGZO」(シャープ 大畠昌巳 執行役員)
     テレビ事業では足かせとなっている「垂直統合」ですが、スマホ事業ではシャープの強みである液晶から本体まで一貫して製造することが、逆に利点として活かされたと強調します。
     「(国内メーカーのスマホも)かなり性能もテイストも世界観も、キャッチアップしているところがあり、それぞれ競っているので競争力が強まっている」(NTTドコモ 加藤 薫 社長)
     先行する海外勢に攻勢をかける日本企業。スマホを巡る激しい戦いは「物作り日本」の復活を占う大きな試金石となりそうです。(22日23:00)