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  • 13 年前
安倍首相、NATO事務総長に親書

 安倍総理は河井克行衆議院外務委員長を、来週、ヨーロッパに派遣することを決めました。中国などを念頭に東アジアの安全保障環境が厳しさを増しているなどとした総理親書をNATO(北大西洋条約機構)のラスムセン事務総長に渡す予定です。

 安倍総理は来週、総理就任後初めての外遊先としてベトナム、タイ、インドネシアの3か国を歴訪し、また、来月にはアメリカも訪問する方向で調整しています。しかし、アジアやアメリカ以外の価値観を共有する国とも連携を深める必要があるとして、衆議院の河井克行外務委員長をヨーロッパに派遣することを決めたものです。

 河井氏は、16日にはベルギーのブリュッセルにあるNATO(北大西洋条約機構)の本部を訪れ、ラスムセン事務総長に対し、北朝鮮問題のほか、「中国の海洋進出が活発化し、東アジアの安全保障環境が厳しさを増している」といった内容の総理親書を手渡すことにしています。また、EU議会の外務委員長ら要人とも面会し、EUの対中国武器禁輸の解禁問題について日本政府が憂慮していることを伝えるということです。

 安倍総理はNATOのラスムセン事務総長について、今年前半に日本を訪問してもらう方向で調整しています。(11日20:03)

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首相 NATOに特使派遣へ
1月12日 4時57分

安倍総理大臣は、中国や北朝鮮の動向など東アジアの安全保障環境が厳しさを増すなかで、来週、NATO=北大西洋条約機構にみずからの特使を派遣し、ラスムセン事務総長に対して、日本とNATOの連携強化を呼びかける親書を送ることにしています。

安倍総理大臣は、来週16日に、みずからの特使として、自民党の河井克行衆議院外務委員長をベルギーに派遣することを決め、河井氏は、ブリュッセルのNATO本部でラスムセン事務総長と会談して、安倍総理大臣の親書を手渡すことにしています。
親書では、「近年、東アジアの安全保障環境は、中国の海洋進出の活発化や北朝鮮の動向などによって厳しさを増していおり、日本は地域の安定と繁栄の確保に積極的な役割を果たしていく」としています。
そのうえで「日本とNATOは基本的な価値観を共有するパートナーであり、戦略的な環境が変化したという認識を共有したい」として、日本とNATOの安全保障面での連携強化を呼びかけています。
安倍総理大臣は、外交・安全保障政策の柱として日米同盟の強化を掲げていますが、これに加えてNATOとの連携を強化することで、中国や北朝鮮をけん制するねらいがあるものとみられます。
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