20120513 OECD加盟国2011年電力料金ランキング
  • 12 年前
真相報道バンキシャ「バンづけ」。キャスターの鈴江奈々の「うらバン」より。

OECD加盟する先進国のうち、去年の電気料金がもっとも安かったのが、韓国!!

バンキシャが取材した4人家族の電気料金は、東京電力管内の標準家庭を比べ、3分の1以下の安さ!
ただ街頭での声では、一般の方たちに韓国の電気料金が安いという意識はないそうです。
"出かけるときはコンセントを抜く"とか、"使っていない時は電気を消す"といったように日本と近い感覚だと取材者は話していました。

一方、韓国の小さな町工場では"ずっと付けっぱなしでも安い。使っていて、電気代を意識したことがない"という声が。
韓国の産業界の電気料金は、一般家庭の約33%割引になるそうです。
日本の割引率は約44%なので、日本の方が優遇されていますが、
この夏の電力不足が不安視されている中、この発言は、羨ましいと感じる産業界の方は多いのではないでしょうか。

一方、電気料金が、3番目に高かったイタリア!!
こちらでは、とにかく節電意識が高い!とのこと。

バンキシャが取材したご家庭では、電気料金が安くなる19時以降に洗濯機を回していましたが、
イタリアの常識なんだそうです。
そしてオフィスビルを取材すると、日中は、基本的に、電気をつけずに仕事!
半地下のオフィスで窓が一つ、それでも窓を開けて日差しを取り込んでいたそうです。
薄暗く、日本人なら電気をつける明るさだと、取材したバンキシャは話しています。

家庭も、オフィスでも、日本以上の節電に励むイタリア。
資源が少ない上に、現在、フランス、スイスなどからの電力の輸入に頼る中、
一時、原発再開する計画がありました。
ところが、福島の事故を受けて国民投票を行い、原発ゼロを決めています。

街中で、電気不足に苦しんでいるのなら原発の稼動を考えないか尋ねた所、
「安くするするために原発稼動は嫌だ。まだ高い方がまし。節電すればいい」と。

この夏、北海道、関西、九州電力管内で電力が不足するとの見通しです。
私たちはよりいっそうの節電に励む必要がありますが、
電力供給をどうしていくのか、大きな課題は残されたままです。
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