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  • 2012/4/19
原発ゼロ・燃料再処理なしなら7兆円

 原発から出た使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」について、国の原子力委員会は、2020年までに原発をゼロにして使用済み核燃料をそのまま処分する場合のコストは7兆円余りで、再処理する場合よりも低コストになるとの試算を公表しました。

 これまで政府は使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出して再利用する「核燃料サイクル」を推進してきましたが、福島第一原発の事故を機に見直し作業を行っています。

 原子力委員会は19日の会合で、2020年までに原発をゼロにし、使用済み核燃料を再利用せずそのまま地下に埋めて処分した場合の費用は、再処理工場の廃止を含めおよそ7兆1000億円との試算を公表しました。現在の原発の稼働率のまま燃料を全て再処理する場合に比べて3割程度安いとの結果です。

 しかし、再処理をやめた場合、使用済み燃料をどこに埋めるかなどの課題は残ったままで、委員会では今後も議論を続けることにしています。(19日17:42)

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