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  • 2012/3/24
官房機密費の一部開示を命令 初の司法判断

 官房長官の判断で使われる官房機密費の使途を開示しなかった国を相手に、市民団体が、開示しないとした処分の取り消しを求めた裁判で、大阪地裁は23日、一部開示を命じる判決を言い渡した。これまで非公開だった使途の開示を認めた初めての司法判断となる。

 この裁判は、安倍晋三元首相が官房長官だった時期に支出された官房機密費約11億円について、「情報公開請求した使途の資料が開示されなかったのは違法だ」として、市民団体が処分の取り消しを求めていたもの。

 大阪地裁は23日、使途や支払い相手が記されていない一部の資料について不開示を取り消す判決を言い渡した。官房機密費は、これまでその使途が公開されたことはなく、原告側によると、使途を明かすよう認めた初の司法判断だという。

 判決を受け、国は「関係機関と協議し、適切に対応してまいりたい」とコメントしている。

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官房機密費に一部開示命令~大阪地裁

 大阪の市民グループが内閣官房機密費の使い道を公開するよう求めていた裁判で、大阪地裁は一部を開示すべきだという初めての司法判断を下しました。

 この裁判は安倍晋三元総理が官房長官だった時代、官房機密費として支出されたおよそ11億円の使い道を公開するよう市民グループが求めていたものです。

 官房機密費は情報収集経費などとして支出されるもので国は「協力者から情報を得られなくなる」などとして一切開示していませんでした。

 判決で大阪地裁は、「具体的な使途や相手方がわかる恐れがない」とした一部の書類を開示するよう命じました。

「ブラックボックスに大きな風穴をあけた判決で評価している」(原告)

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官房機密費の開示認める 大阪地裁

いわゆる「官房機密費」の使いみちを明らかにするよう市民グループが求めた裁判で、大阪地方裁判所は、領収書など使いみちが分かる文書は非公開とする一方で、金額の合計などを記した一部の文書については、「相手が特定されないのだから支障はない」と公開を認めました。
官房機密費に関する文書の公開を認めた判決は初めてです。

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