20120302 風力発電参入を阻む壁 “くじ運次第”の現実が

  • 12 年前
報道ステーションより。

送電線は誰のものかを考えるべき時にきた。
去年の8月に自然エネルギーの全量買い取り制度が決まったが、決まったもののという現実がある。

南北海道で風車をたてる計画を進めているグループを取材。めざしているのは発電事業の新規参入だ。
南北海道自然エネルギープロジェクト代表のピーター・ハウレット氏は、ここにはほんとにすばらしい風が吹いてます。つかまえましょうよ、と言う。
北海道電力は風力発電による電気の買い取りを新規募集。ハウレットさんたちはすぐさま応募した。
ところが、北海道電力の選考方法はまたもやくじ引き。非公開で行われたくじ引きで、ハウレットさんたちはとれなかった。全量買い取り制度にもかかわらず、くじ引きで中断。けっきょくは電力会社のいいなりになっているのだとハウレットさんは言う。国が今回の買い取り法をもっと厳しく進めていく仕組みを作らないといけないと。
さらに、風力発電の一大基地をめざしながら、電力会社のくじ引きに参加すらできない町もあった。そのわけは電気を送る手段にあった。

スタジオには猪瀬・東京都副知事が出演。東京の新丸ビルは下北半島の風力発電の電気を使っているという。
青函トンネルを通っている電線を太くすれば、そんなに費用をかけなくて北海道でつくった電気を持ってこれると話す。
また東京電力の電気代値上げの問題についても話している。

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