南相馬市 子どもの半数にごく微量の内部被ばくを確認

  • 12 年前
thavasa5701 さんが 2011/10/24 にアップロード

福島・南相馬市が独自に行っている感度の高い機器を使ったホールボディーカウンター検査で、検査を受けた子どもの半数に、ごく微量の内部被ばくが確認されていることがわかった。
南相馬市は近く、詳細なデータを公表する方針。
南相馬市では、住民に内部被ばくへの不安が高いことを受けて、独自にホールボディーカウンターを調達し、8月から内部被ばく検査をスタートさせた。
これまで、6~15歳の子どもおよそ3,000人が検査を受け、全体の1割程度にごく微量の内部被ばくを確認した。
この3,000人のうち、10月から導入したアメリカ製の最新式ホールボディーカウンターで検査を受けた子どもの半数から、内部被ばくを確認したという。
従来の装置では、検出限界以下のごく微量の放射線量だった。
南相馬市の復興会議顧問を務める上 昌広教授は、正確な検査データをもとに、放射能と向き合うことが必要と指摘する。
東京大学医科学研究所の上 昌広特任教授は、「予想よりも多くのお子さんが被ばくしていたが、被ばく量がかなり低いんです。(行政と住民が)情報を共有しながら、丁寧に1つ1つ考えていくことが大切」と語った。
内部被ばく検査に対応の遅れが目立つ国や福島県。
南相馬市は、子どもを内部被ばくから守るため、今後も検査態勢を強化していく方針だという。
(10/25
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