20110816 ヒロシマ、ナガサキからフクシマへ
  • 13 年前
8.16の毎日放送「ちちんぷいぷい」より。爆投下から66年目となる今年の平和記念式典で、菅首相は脱原発依存社会を目指すと挨拶。広島市長、長崎市長も平和宣言で福島第一原発事故にふれた。事故は原発を「原子力の平和利用」と考えてきた人々の中にも変化をもたらした。ヒバクシャで体験を語り伝えている吉岡さんはいま何度も福島に通って人々をはげましている。広島平和研究所の高橋さんは、残留放射線や内部被ばくの問題がアメリカ政府によって隠蔽されてきた歴史を語る。科学的権威とされる数字そのものがアメリカの核戦略の中で培われてきた。核兵器についてはこれまで大きな声で反対を言えたが、原発問題はタブー視されてきた。それが福島の事故によりタブーがずいぶんなくなったという変化があると思うと語る。アメリカが核への不安を封じ込めた理由は、核が長期間にわたって人類を苦しめるものだとわかると、アメリカが国際法違反で訴えられるおそれがあったからだと分析。日本のメディアも占領期に原爆に関するネガティブな情報は紙面にあらわれず、放射線の影響が完全になくなるかのような報道がされていた。
お勧め