押収資料改ざん事件 逮捕の検事、「いじっていたらミスをしてしまった」と容疑を否認
  • 14 年前
郵便不正事件をめぐって証拠のフロッピーディスクを改ざんしていた疑いで、大阪地検特捜部の検事が逮捕された事件で、この検事が、取り調べに対して容疑を否認していることがわかった。
大阪地検特捜部の検事・前田恒彦容疑者(43)は、郵便割引制度をめぐる不正事件で押収したフロッピーの最終更新日時を「2004年6月1日」から「2004年6月8日」に書き換えて、改ざんした証拠隠滅の疑いが持たれている。
逮捕後の調べに対して、前田容疑者は「いじっていたらミスをしてしまった」として、故意にフロッピーを改ざんしたことを否定する供述をしているという。
検察関係者の話によると、2010年2月、前田容疑者は、上司の特捜部副部長に「フロッピーを誤って書き換えてしまった」という主旨の報告をし、その後、特捜部から大阪地検トップの小林 敬検事正に対して、同様の報告が上がったという。
最高検は、近く検事正を含めた検察幹部からも事情を聴く方針。
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