中国の格安航空会社「春秋航空」が日本初上陸
  • 14 年前
中国の格安航空会社「春秋航空」が日本初上陸 水も有料と徹底したコストダウン策
7月28日19時7分
28日午後、中国の格安航空会社「春秋航空」が、中国・上海から茨城空港へ日本初上陸を果たした。
春秋航空は衝撃の爆安運賃で急成長中で、「上海 - 茨城」便の往復運賃も、定期便化する際には4,000円にする計画が発表された。
その裏には、徹底的なコストダウン策があった。
春秋航空の航空機は、中古の機体を改造し、座席数を増やしたという。
また機内サービスは、食べ物のほか、水までも有料だった。
唯一無料のサービスは、狭い機内での運動不足解消のためか、体操の時間。
この格安航空会社を迎え入れた茨城空港では、チャイナマネーへの期待で大歓迎ムードだった。
茨城空港のスタッフは「(春秋航空が)海外展開するということで、初めての海外の行き先として、日本の茨城空港を選んでもらった。非常にきょうは記念すべき日なのかなと思っています」と語った。
しかし、利用した中国人観光客からは、「いすといすのスペースが狭かった」、「水が有料だったのは初めて。普通、飛行機なら無料だけど」などと語った。
7月から中国人向けの観光ビザが大幅に緩和され、さらに激化する中国人観光客の争奪戦。
成田空港では、中国語を話せるスタッフを設置し、テレビ電話で案内サービスを受けられるという実験的に行っている。
ほかにも、中国語の案内板の増設や、中国語を話せる案内員を増員するなどしている。
さらに、格安航空会社専用の新ターミナル建設を検討しているという。
続々参入する海外の格安航空会社に、日本航空の大西 賢社長は「ローコストキャリアにどう対抗していくか。われわれの今後の課題と認識している」と語った。
春秋航空は、現在のチャーター便による週3回の往復運航から、定期運航を目指すという。
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