全米オープン2017 2日目 とことん松山英樹!

  • 7 年前
全米オープン 2日目(16日)
◇エリンヒルズ(ウィスコンシン州)
◇7845yd(パー72)

ついに訪れた手応え、感覚、そして結果。
松山英樹は「全米オープン」2日目、7バーディ、ノーボギーの「65」を記録した。
待ち焦がれていたのは、メジャー大会自己ベストとなったスコアだけでなく、
手中に残ったパッティングの感覚だったに違いない。

「74」をたたいた大会初日のホールアウト後、パッティンググリーンで
松山に助言を与えた宮里優作の父でコーチの優(まさる)氏は、
いったい何を伝えたのだろうか?優氏が説明する。

「パターのグリップを握った状態で、そのまま手を開かせると、
右手の平が(ターゲットラインよりも)右側を向いていた。
バックスイングはまっすぐ引きたいけど、
右に向いていたらインサイドに引く力が働く。
これを強引にまっすぐ引くと、手首のテンションが変わってきて、
ヘッドの動きもスクエア(まっすぐ)ではなくなってしまう。基本は常に、
左手甲と右手の平が同じ方向を向いて、目を閉じて動かしても、
ヘッドがスクエアに動く状況を作らないとダメということ」

開幕前日は、左手の握りについても助言をした。

「パターを握ったときに、左手の平に隙間があって、
中の肉がよじれていた。その状態でストロークをすると、
全体の中で必ずよじれが発生する。まっすぐ打っているつもりでも、
そこにローテーションが入ったりする」

あくまでも“求められれば助言することは厭わない”
というスタイルの優氏は、自身の考えを押し売りするようなことはない。
松山も「習ってすぐ良くなるなら苦労しないけど、
自分がどうなっているか言ってくれる人はすごく大事だと思う」
と、優氏の存在を有り難がった。

「彼は感性を持っているので、
1日(だけ)やっても生かせるものがあると思う。
そうじゃないと、世界ランク4位までは来られない」と優氏。
「伸ばしてくれてほっとしました」と、
この日の会心のラウンドを喜んでいた。

GDOニュース引用

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