恋心 L'AMOUR C'EST POUR RIEN エンリコ・マシアス Enrico Macias シャンソン / 訳詞初稿 Sima

  • 7 年前
恋心 L'AMOUR C'EST POUR RIEN エンリコ・マシアス Enrico Macias
1964年に念願のオランピア劇場への出場を果たした時に、同じアルジェリアから引き揚げてきたパスカル・ルネ・ブラン(Pascal Rene Blanc)が持ち込んだ詩をマシアスがタンゴのリズムで作曲していたこの曲を発表し評判となる。
日本においては岸洋子によるカヴァー版(本年亡くなられた永田文夫氏作詞)が先行し大ヒット。
翌1965年に本家のマシアス版が発売されて人気が爆発、周知されることとなりました。
そして、相次ぎいくつもの日本語詞のカバーが競作となりました。
キングレコード版・岸洋子 作詞 永田文夫
ポリドールレコード・菅原洋一 作詞 なかにし礼(「知りたくないの」のB面)
東芝レコード・越路吹雪 訳詞 岩谷時子

原題は「L’amour C’est Pour Rien」で、直訳は「愛、何物にも替え難いもの」となるようで、
売ることも買うことも出来ない、生きてゆくための唯一の希望とでもいうような内容で、岩谷時子氏の日本語詞が一番原詩に近いと言われているようだ。

傷心の渡仏をして歌手活動を始めた当初、ジルベール・ベコー(Gilbert Becaud)の前座歌手をつとめた機会に恵まれ、大いに激励され1962年妻子を伴いパリに出ることを決意して活動。
同年マシアス24歳の時「さらば祖国よ」でレコードデビューしてヒットを得たのが、奇しくもアルジェリア独立の年であったという。
日本では、1962年に作られ’66年に大ヒットした「想い出のソレンツァラ」も人気があって良く知られている。

参考
 「君の話をしておくれ」
  https://youtu.be/K8LFIFz3Gjo
 「愛しあう二人」
  https://youtu.be/aYhpqIzWgNM
 「愛の生命」
  https://youtu.be/rid2CzBf2vM

訳詞・歌 Sima
Pf. 江口純子 in 市川 ラ・メール
訳詞 no.146 (初稿)

シャンソン・訳詞のチャンネル
chanson de Sima (Sima World)
https://www.youtube.com/user/fwhy3109/featured

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