パキスタン政府、銃撃の瞬間を公開

  • 16 年前
 パキスタンのブット元首相暗殺事件で、銃撃の瞬間を捉えた映像が公開されました。一方、暗殺の背景について、パキスタン政府は国際テロ組織アルカイダの関与を主張していますが、ブット氏の支持者らは政府の警備体勢などを疑問視し、反発を強めています。
 これは28日、パキスタン政府が公開したブット元首相に対する銃撃の映像です。ブット氏の車を囲む群衆の中から突然、拳銃を持つ手が現れ、次の瞬間、3発の銃声が聞こえます。銃撃された時、ブット氏はサンルーフから頭を出し、支持者らに手を振っていました。銃撃した男は直後にその場で自爆し、巻き添えで20人以上が死亡しています。
 一方、ブット氏の死因についてパキスタン政府は、「銃弾は1発も当たらず、爆発による衝撃で死亡した」と発表しました。これは当初の発表や目撃者の証言とも食い違うことなどから、暗殺の状況についての政府の発表に対し、不信感が募っています。

お勧め