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Castles in the Sky 予告編

3 年前18 views

crazyhis

歴史系映画

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt3311900/

2014年 イギリス映画 90分 日本語版なし

イギリスで最初の実用型レーダーを開発し、レーダーの父と呼ばれてる、ワトソン=ワットを中心にした物語。
ちなみにワトソン=ワットは蒸気機関の開発で有名なジェームズ・ワットの子孫だ。
物語はワットがイギリス空軍省にレーダーのアイディアを提案してからレーダーの実用実験に成功するまでを描いてる。
エピローグとしてバトル・オブ・ブリテン初日の様子が少し描かれてる。
当時イギリスはドイツが電波を利用した殺人光線を開発していると考えていて国立技術研究所のワットに殺人光線の開発を依頼した。
それに対してワットは殺人光線実用化の可能性を否定して、代わりにレーダーのアイディアを空軍省に提案して受け入れられている。
1935年5月に東海岸のボードセイマナーの政府が買い上げた邸宅で開発が始まり、1937年には実験段階を終えてレーダー網の整備が始まっている。
映画は1935年の終わりごろに実験が成功するまでを描いている。
後にワットの後任としてレーダーのプロジェクトを引き継ぐ、空軍省の役人のローがプロジェクトを冷ややかに皮肉る役として登場してる。
後のローの規則一点張りの管理体制に科学者の多くは強く反発したそうである。映画ではローが責任者の時期は描かれていない。
ワットはプロジェクトのメンバーとして主に若手の科学者や学生を起用して規則や時間に縛られない自由な研究環境を提供してレーダーの短期で実用化にこぎつけている。
映画の中でもクリケットをして楽しんだり、海軍の機材を勝手に持ち出したりと自由な環境の雰囲気が描かれてる。
当時のイギリスが開発していたレーダーはドイツが開発していたレーダーに比べて技術的には大きく劣るものだったそうだ。
しかし、ワットは性能よりも早期の実用化を目指していたので堅実で能力も高いが慎重でなにかと遅くなりがちな熟練科学者ではなく、荒削りでも実行力があり素早く何かを達成しようとする若手を選んだそうである。
結果としてドイツに先んじてレーダー警戒網の完成にたどり着いている。

1939年にドイツはイギリスのレーダー網の実態を探ろうと飛行船で電波の収集を行ったそうだが、電波の補足に失敗している。
原因はイギリスのレーダーの周波数がドイツに比べて非常に低く、ドイツ側はそんなに低い周波数のレーダーを運用しているとは思っていなかった。
レーダーは周波数が高いほど精度も範囲も高めることが容易になる。だからドイツはより高い周波数のレーダーを作ろうとした。
それに対してイギリスは開発期間の短縮に重点を置いたので、開発のより容易な低い周波数のレーダーを開発した。
能力の低いところはレーダーの運用技術でカバーした。
それに対してドイツは運用技術の点でイギリスより大きく劣ってしまった。
戦争後半になると、技術的にもドイツはイギリスに遅れをとるようになる。
こんな逸話がある。終戦後イギリス軍のレーダー関係者がドイツのレーダー関係の責任者にレーダー要員について質問したところ。
ドイツでは他の任務で使い物にならない人員がレーダー要員としてまわされてくるのだと答えたそうだ。

参考文献
レーダーの歴史 ―英独暗夜の死闘 ISBN-10: 487466069X

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