検索履歴をすべて削除しますか?

削除しない場合はキャンセルを選択してください

皇帝と公爵(Linhas de Wellington)予告編

3 年前48 views

crazyhis

歴史系映画

allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=345932

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt1928329/

2012年 ポルトガル映画 151分 日本語字幕版あり

1810年のナポレオン戦争時のポルトガルが舞台。
1810年9月27日のブサコの戦いから1811年3月にフランス軍がポルトガルから撤退するまでを描いてる。
ナポレオンはイギリス側の最後の拠点となっていたポルトガル占領のために、マッセナ将軍に約7万の兵力を与えてる。
マッセナは主力を率いてポルトガルに侵入したが、イギリス・ポルトガル連合軍を指揮するウェリントン卿の焦土作戦と反フランス・ゲリラに翻弄され、ブサコで無理にイギリス軍を攻撃して大損害をこうむる。
ウェリントン卿はそこから無理することなく当初の計画に従い、リスボン防衛に用意したトルレス・ヴェドラスの要塞線へ撤退してフランス軍の自滅を待った。
マッセナは要塞の突破ができず、焦土作戦とゲリラにより補給が欠乏して退却を余儀なくされる。
戦闘による被害は2000名程度といわれてるが、それ以外、特に飢餓により2万名以上の兵員を失う大敗だった。

映画には明確な主人公はなく、様々な人々のエピソードからエピソードへと跳ぶ形の群像劇になっている。
この時期、この地域にいたポルトガル人の目線で描いてる。
友邦たるイギリス人はその脇役として現れ、フランス人は背景として現れる感じだ。
ウェリントン卿は気取ったイギリス貴族のようで、画家に絵の指図ばかりしてる。
マッセナ将軍はポルトガル貴族の晩餐に招待された場面で、無口な上に無作法で無骨な軍人って感じで描かれてる。
ポルトガルの人々は軍人や、フランス占領地に残った貴族の人や農夫、ゲリラなど様々な人々が登場する。
フランス軍の略奪暴行、ゲリラによるフランス兵の虐殺など当時横行した出来事がそれなりに描かれてる。

スペインでは小軍は打ち破られ、大軍は飢えるとよく言われてたそうだ。
実際フランス軍はスペイン、ポルトガル人の憎悪を買い、食料などの物資の徴発に苦慮し、伝令なども単騎では途中で現地人に殺害される、補給ももちろん滞る始末だった。
当時スペイン遠征に従軍したフランス軍将校によると、現地人の憎悪もさることながら、フランス軍の兵や将官にも問題が多く、略奪暴行が横行して、更に現地人憎悪を買う結果になったようだ。
ゲリラの跋扈はすさまじく、中隊規模の歩兵ですら安全に移動できないほどだった。
食料の欠乏もひどく、補給はまったく届かないし、現地調達も困難だったとか。
水を汚染する目的で井戸の中に死体を多数沈めておくとかもあったそうだ。
映画でもポルトガル人のフランス兵に対する憎悪とかゲリラの活動なども描かれてる。
当時の戦略的な環境が圧倒的にウェリントンにとって有利だったってことを考えると、映画でウェリントンが余裕たっぷりに描かれてもあながち外れた態度でもないって納得できてしまう。

この映画は2013年にはテレビシリーズも作られてる。テレビシリーズは全部で三話で合計170分、内容は映画とほぼ同じ。

参考文献
戦略論――間接的アプローチ ISBN-10: 4562100869
スペイン・ポルトガル史 (新版 世界各国史) ISBN-10: 4634414600
公爵(ウエリントン)と皇帝(ナポレオン) ISBN-10: 4105371010
ナポレオン戦線従軍記 ISBN-10: 4122015081

動画を報告

問題を選択

動画を埋め込む

皇帝と公爵(Linhas de Wellington)予告編
自動再生
<iframe frameborder="0" width="480" height="270" src="//www.dailymotion.com/embed/video/x318w9r" allowfullscreen allow="autoplay"></iframe>
上の埋め込みコードであなたのサイトに動画を追加します。