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23-F: la peli'cula 予告編

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crazyhis

歴史系映画

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt1714834/

2011年 スペイン映画 100分 日本語版なし

1981年2月23日にスペインで発生した203回目のクーデター騒ぎを再現した映画。
クーデターの実行部隊の終身人物のテヘロ中佐と、クーデター鎮圧に奔走した国王カルロス一世の視点を基本にしてる。
警備隊のテヘロ中佐が200から300名の警備隊員を率いて国会を、別働隊がスペイン国営テレビを占拠した。
この警備隊、軍警察って訳したほうがすっきりする気がするような組織。警察のような仕事をしてるけど、装備、組織は軍のような組織。
それと連動してバレンシアの第三師団が蜂起してバレンシア市を制圧した。
首都マドリッドに駐留するブルネテ機甲師団も前師団長トレース将軍の手で同時に蜂起する予定だったけど、現師団長フステ将軍の妨害で蜂起参加に至らなかった。
ブルネテ師団からは賛同者百名程度が師団から離れて蜂起に参加している。
映画でもこの辺りの事件はほとんど映像化されてる。
テヘロ中佐が国会を占拠した時、国会中継をやっていた国営テレビのカメラマンがこっそりと、クーデターの様子を中継してるエピソードなんかもちゃんと再現されてる。
クーデター派の望みはフランコ将軍時代への回帰ってことのよう。
フランコ将軍死後スペインでは民主化が進み、反政府テロが激化していて、軍や警備隊内には不平分子が増えていたそうだ。
このクーデター、実のところ誰がどのように計画したとかよくわかってないそうだ。
とにかく行き当たりばったりな感じで、計画そのものがかなりいい加減で、細部の調整とか、蜂起する人の連絡なんかもあいまい。
クーデター後の調査も中途半端なせいで余計に何がなんだかわからないものになってるようだ。
テヘロ中佐にしても誰かが蜂起すれば将棋倒しのように軍や警備隊全体が後に続くだろうとか予想していたようだ。
それにクーデター当日の兵力もその日たまたま交通整理などで出動しようとしていた警備隊員をそのまま連れてきただけで、隊員たちは何をするかもどこへいくかも知らなかったそうだ。
そのせいで蜂起後半には大半の隊員が勝手に国会から逃げ出している。
蜂起の陰の演出者は元参謀総長のアルマダ将軍で、アルマダ将軍も誰かが蜂起すれば将棋倒しが起きて、国王も賛同してくれるだろうって程度の読みだったようだ。
国王はアルマダ将軍の予想に反して断固としてクーデターを潰すって態度に出て、軍全体を素早く掌握したために、クーデターは失敗に終わってる。
派手な戦闘場面とかはない。電話と会話のシーンが中心。スペイン語がわからなくても緊迫してる様子とか、当時の事件のあらましさえ知っていれば何が起きてるかはなんとなくわかる感じ。
予告編の映像は派手だけど、これはこれまでのスペインの歴史を解説したようなオープニングの映像が中心になってる。
結局このクーデターの参加者の多くはお咎めなしになり、首謀者は懲役刑を受けただけで、多くは10年以内に出所してる。
特にテヘロ中佐は以前にもクーデター未遂を何度も繰り返した札付きなのに23-fクーデターまで、まともに処分されずにきてる。
クーデターの追及や処罰をあいまいにして軍内の不平軍人たちに妥協したってことのよう。

参考文献
スペイン・ポルトガル史 (新版 世界各国史) ISBN-10: 4634414600
スペイン 静かなる革命―フランコから民主へ ISBN-10: 4882021862

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