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ロスト・コマンド/名誉と栄光のためでなく(Lost Command)予告編

3 年前161 views

crazyhis

歴史系映画

allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=23258

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0060637/

1966年 アメリカ映画 129分 日本語版あり

1955年から1957年くらいのアルジェ独立戦争を舞台にしてるジャン・ラルテギーの小説の映画化。
小説といっても創作ではない。フランスの第10パラシュート師団第3パラシュート連隊長のマルセル・ピーゲル中佐に取材したルポがベースになっている。
人名などはすべて別の名前に変えられている。マルセル・ピーゲル中佐はラスペギー中佐って変えられてる。
だけど映画は原作と内容は大きく異なる。原作からいくつかのエピソードをピックアップしてわかり易くつなぎなおした感じだ。
キャラクターの性格もラスペギー中佐以外は大きく異なっている。
特に、エスクラビエの性格はまるで違う。原作だとグラティニー少佐の役どころだ。
映画のエスクラビエは原作の数人のキャラクターを混ぜて作ったキャラクターなんだろうって気はする。
ボワフラも原作より感情的な人物に描かれてる。
マヒディに至っては性格どころか、ただのアルジェ出身の将校って所から反乱軍の司令官と、役割まで変わってる。
原作では半分がディエン・ビエン・フーの戦いで負けてからのベトナムの捕虜収容所の話になっている。

映画はインドシナ戦争のディエン・ビエン・フーの戦いから始まる。
ここで負けて捕虜になり、戦争後に帰国して、第3植民地パラシュート連隊に再編成される。ここまでは駆け足で進む。
第3植民地パラシュート連隊はまさに寄せ集めで兵の大半は新兵や予備役兵だったそうだ。
映画の通り、ピーゲル中佐は部隊の再編成を行い隊員の多くを配置替えにして猛訓練を施して精鋭部隊に鍛え直してる。
この時にピーゲル中佐が考案したのが、トカゲ帽。この帽子は部隊のシンボルマークみたいなものになる。
1957年の首都アルジェでの戦いが始まるまで、部隊はアルジェ郊外の第4軍管区を担当していた。
映画の前半部にあたるところだ。
映画だと民族解放戦線が武器を首都に待ちこもうとしているから首都へ出動って話になってたけど、
実際には首都でのテロが頻発したことで第10パラシュート師団の投入が決定したことに伴って第3植民地パラシュート連隊も首都に投入されたってことのよう。
この首都での戦いは映画「アルジェの戦い」でよく描かれてる。原作でもそれなりに細かく描かれてるところだ。
第3植民地パラシュート連隊は民族解放戦線の中枢が潜伏するカスパ地域を担当して大きな戦果をあげている。
首都での出来事は映画とは大きく異なっているようだ。
映画だと前半との関連で武器の発見と、郊外の山岳地帯に潜伏する指導者のマヒディの情報収集って話になってたけど、
実際には首都を拠点に活動するヤーセフ・サーディの組織の壊滅が狙いだ。
それで映画だと首都の戦いと、この後に続く山岳地帯での戦いが一つのストーリーとしてまとまってるけど、実際には別の作戦活動だ。
ただ、首都でやってたことは映画に描かれるような感じで、大規模な逮捕と拷問含む、尋問の連続だったそうだ。爆弾テロも頻発していた。
アルジェの戦いが終わると再び第4軍管区に戻って山岳地帯での作戦を行い、アグーネンダで大規模な戦いが行われてる。
映画の最後の戦いはアグーネンダの戦いをモデルにしたようだ。
但し実際の戦いは数日に及ぶもので、両者ともに決定的な勝利をおさめることなく終わってる。
映画「アルジェの戦い」と合わせて見るとより面白い気がする。

映画だと実際と異なる感じの部分も、原作では実際の出来事にきちんと整合させて描かれてる。
その意味でも映画は原作とは大きく異なっている。

参考文献
サハラの砂、オーレスの石―アルジェリア独立革命史 ISBN-10: 4807494163
名誉と栄光のためでなく ASIN: B000JAAOQ6

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