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戦場でワルツを(Vals Im Bashir)予告編

3 年前166 views

crazyhis

歴史系映画

allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333030

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt1185616/

2008年 イスラエル映画 90分 日本語版あり。

1981年に行われた「ガラリアの平和作戦」こと、レバノン侵攻に参加した兵士が自分の記憶を捜し求める物語。
映像が日本のアニメとだいぶ違う。背景に奥行きがあって、キャラクターがなんか浮いた感じに見える。
ひとつ注意点がある。実際に戦争で殺された人の生の写真が出てくるからその手のものが苦手な人は見ないほうがいい。
アニメだと思って油断するとびっくりする。

本筋は記憶って曖昧かつ勝手なものなんですよって話。
主人公の兵士にはレバノン侵攻時の記憶がないけど、あまり気にしてない。
だけど親友の夢の話がきっかけになって記憶探しを始める。
それで戦友とか、ジャーナリストとかに聞き歩くんだけど、みんな記憶が部分的になかったり、勝手に作ってたりと、どうもはっきりしない。
ひとつの逸話がこの物語のキーのような気がする。
被験者に子供のころの写真を10枚見せる。ただし、人工的に作った偽物を一枚混ぜておく。
そうすると被験者の8割くらいは全ての写真についてそれに関する記憶があるって答えるそうだ。
偽物の写真の記憶はないはずなのに。
人は出来事を記憶するんじゃなくて体験したことを基に記憶を作り上げるってことのよう。

それで記憶をたどっていくとレバノンでイスラエルの支援で活動していたキリスト教民兵「ファランジスト党」の虐殺事件の影がちらちらと。
ファランジスト党はイスラエル軍がベイルートの大半を制圧するとイスラム教徒虐殺を繰り広げるようになった。
イスラエル軍はそれを黙認、或いは進んで支援さえしていた。

1981年のレバノン侵攻時のイスラエルでは、楽に勝てる戦いっていわれてお祭り騒ぎが起こっていて、ピクニック気分で戦争に来た兵も結構いた。
イスラエル本国の社会生活は戦争前とまったく変わらず戦争してるって感じがまったくなかったそうだ。
この辺りは映画でも多く描かれてる。
アモス・オズの「贅沢な戦争」で描かれてた社会の様子をそのまま映像化したのかと思える部分も多々ある。

反戦映画というよりは、人間の記憶の曖昧さについて解説した映画って感じだ。

参考文献
図解 中東戦争―イスラエル建国からレバノン進攻まで ISBN-10: 4562021691
贅沢な戦争―イスラエルのレバノン侵攻 ISBN-10: 479496143X

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