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麦の穂をゆらす風(The Wind That Shakes the Barley )予告編

3 年前225 views

crazyhis

歴史系映画

allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=325152

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0460989/

2006年 イギリス映画 127分 日本語版あり。

この映画も「マイケル・コリンズ」と同様に1916年のイースターの蜂起から1921年の内戦までを描いてる。
だけど視点が全く違う。地方で独立へ向けて動き出してきた様々な事象をいろいろと描いてる。
コリンズは独立運動の指導部の視点で、舞台は都市を描いていた。エピソードも表立った歴史的な事件。
「麦の穂をゆらす風」は地方の一ゲリラ兵の視点で、舞台は農村、エピソードも兵士個人に関わるもので歴史的事件はほとんど表に出てこない。
兵隊はただイギリス兵を追い出そうと独立運動に参加してきた感じだ。
だけど戦い方はわからず、最初はかなり楽観的な感じ。
戦いが激しくなるにつれて厳しい現実を突き付けられていくって流れに見える。
戦いの経験のない人々を訓練して、組織して、実戦を経験させることで一つの戦闘部隊へと組織していくって感じでもある。

独立戦争当時、武器による戦い以外の戦いも進行していた。
鉄道の労働組合はイギリス軍兵士の輸送を一切拒否するとした一種のストを決行していた。
そのせいでイギリス軍は移動に鉄道を使えなくて苦労したんだそうだ。
その実行にあたって映画で描かれてるように鉄道関係者がイギリス軍の脅迫にあうってこともあったようだ。

イギリスの統治を骨抜きにして、将来独立した際に統治機関として使用すべく、アイルランド議会は裁判所をアイルランド各地に設置していた。
住民がイギリスでなく、アイルランドの裁判所を利用するようになればイギリスの法はアイルランドでは機能しなくなり、代わってアイルランド議会の法が機能するようになるって話だ。
それに独立後はどうしたって全国に裁判所が必要になる。
だからイギリスの裁判所が機能しているうちに、全国に裁判所を整備して裁判所を中心に徐々に全国規模の行政システムを整備して行こうってことらしい。
映画でも描かれてるけど当初は判事とか裁判員は素人が多くて、地元の有力者がどうだかの問題もあってなかなか大変だった模様。

ブラックアンドタンズなどのイギリスの補助部隊の横暴ぶりもかなり激しく描かれている。
補助部隊は正規のイギリス軍部隊ではなく第一次世界大戦終結であぶれた兵士を雇って作られた傭兵部隊のようなもので、暴力には暴力をとかなり激しい弾圧を繰り返していた。
チャーチルはきわめて紳士的な部隊なんだと強弁していたけど。
それに対して映画にもあるような待ち伏せ攻撃が盛んに行われて、イギリス側は大きな損害を受けている。
映画で描かれた待ち伏せシーンは特殊な例ではなく一般的なやり方で、結果も映画の描く通りイギリス側が全滅あるいは大半が戦死ってのが多かったようだ。

内戦に至るところでも地方では中央の動向がどうのとか関係なく、締結された条約が目指した理想から遊離していたことに不満を持って内乱へと参加していく様子なんかも映画では描かれてる。
俺たちは何のために戦っていたんだって思いが強かったってことらしい。
仲間同士で戦う苦悩も当然描かれている。

参考文献
チャーチル 世界大戦8巻 
チャーチル 世界大戦9巻 
アイルランド建国の英雄たち ISBN-10: 4882028204
恐ろしい美が生まれている―アイルランド独立運動と殉教者たち ISBN-10: 4791755154
アイルランド独立運動史―シン・フェイン、IRA、農地紛争 ISBN-10: 4846001725

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