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エドワードⅡ(Edward II)予告編

3 年前261 views

crazyhis

歴史系映画

allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2981

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0101798/

1991年 アメリカ映画 90分 日本語字幕版あり。

同性愛者として知られた14世紀のイギリスの王様の物語。
原作は17世紀の劇作家でシェイクスピアの同僚とか友人とか言われて、シェイクスピア以上かもって言われたクリストファー・マーロー。
マーローは30代半ばで殺されてしまってあまり多くは作品を残してないけど、歴史劇に歴史考証をきちんと反映させたイギリスの劇作家としては最初の人なんだそうだ。
17世紀はピューリタントって言われる潔癖症な人々が多くて、同性愛の王の物語を劇にするなんてとてもできる状況ではなかったそうだけど、マーローはやってしまった。
原作を読む限りだとはっきりとエドワードは同性愛者だって感じの表現はなかった気がする。話の流れとか、セリフなどから匂わせる感じになっている。
映画は斬新な映像を作ることで知られた監督で同性愛者でエイズで死んだ人なんだそうだ。
それだけの人だけあって映画では男同士のセックスシーンとかもろそのものを出している。
衣装とか背景も現代に置き換えてセリフとかストーリーも一部変更している。
例えば敵役のモーティマーは原作では親子で出てくるけど映画では一人にまとめられ、エドワードの忠臣ディスペンサー親子も一人にまとめられている。
映像は完全に舞台劇を撮影しましたって感じだ。エドワードⅡ世の軍がゲイ団体のデモ隊として表現されてるのはなんか変な感じだ。
マーローの作品を借りたゲイ差別反対映画なのかなって勘繰りたくなる。
エドワードⅡ世の暗殺の場面も原作ではあっさり描かれてるけど、映画では焼きごてを熱するところからじっくり描いてる。
ただ原作にはないどんでん返しが用意されてるのは秘密だ。

同時代史料によると当時の人々はエドワードⅡ世と愛人のガヴェストンが同性愛的な関係だったと考えていた。
貴族たちはそれも含めてガヴェストンをひどく嫌っていたけど、王が必死にかばってる。
マーローの作品だと貴族の陰謀の中心格はモーティマーってことになってるけど、実際には明確な中心はいなくて個々に動いてたみたい。
初期には王族のランカスター伯を中心にした動きもあったけど王につぶされてる。王妃を中心とした最後の陰謀ではモーティマーが重要な働きをした模様。
当時のもう一つの重要な問題、スコットランド問題はマーローの作品では完全にオミットされてる。
貴族対王の戦いを中心にしているからスコットランド問題を入れるとストーリーが乱れるからだろう。

参考文献
クリストファ-・マ-ロ-戯曲選 ― マルタ島のユダヤ人他 ISBN: 9784883590339
Vita Edwardi Secundi: The Life of Edward the Second ISBN-10: 0199275947

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