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クリスチナ女王(Queen Christina)予告編

3 年前192 views

crazyhis

歴史系映画

allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=6448

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0024481/

1933年 アメリカ映画 99分 日本語字幕版あり

グレタ・ガルボ、とにかくグレタ・ガルボを見せる映画なのです。
スウェーデン出身の大女優がスウェーデンの女王を演じるっていうのが売り。とにかくグレタ・ガルボのアップの連続なのです。
予告編もグレタ・ガルボ一色なのです。
クリスチナ女王は17世紀のスウェーデンの女王で30年戦争の立役者スウェーデン国王グスタフ・アドルフの娘。
幼いころから男として君主となるべく教育された生粋の女王。
面白いのはグレタ・ガルボが人気の絶頂でいきなり引退したのと同じに権力の絶頂でいきなり退位した。
映画は即位から退位までを描いてる。
グスタフ・アドルフが30年戦争で戦死し、僅か6歳で女王の地位に就いた。
若年の間は宰相のオクセンシェルナが国政を取り仕切っていた。映画ではこの幼い時期は女王になる場面だけですっ飛ばしてある。
18歳になって国政を任されるようになってからが映画のメイン。なんか執務してる場面ばかりが続く。
戦争の早期終結を望んでいて、大きく譲歩してもいいからと宰相の反対を押し切って和平条約を結んでいる。
この辺りの話は映画にも盛り込まれている。
映画だと財政に明るいように描かれていたけど、実際はお金勘定はともかく財政政策には失策が多いそうだ。
当時の財政政策では貴族に王室財産をどんどん下賜して行く貴族重視の政策と、
貴族に下賜した王室財産をどんどん回収して行き国家財政を強化しようとする二つの政策が対立していた。
クリスチナ女王は前者の貴族重視の政策をとっていたせいで王室財政はかなり悪化している。当然この手の悪い話は映画にはない。
多数の外国語を操り、フランスやスペインなどの芸術文化、哲学なんかが大好きだった。
映画にも本を読んでフランス文学なんかを賛美している場面などがある。
けど、映画にはデカルトを招聘した話とかコレクションの話なんかはない。
この女王の外国趣味は国民受けが悪く、女王が外国人を重用したりするもんだから風当たりが強かった。
映画ではスペイン大使ピメンテルとの恋物語って形でまとめられた感じだ。実際女王の愛人と噂された人物の一人で、ほかにも大勢の外国人が愛人って言われていた模様。
退位は突然の思いつきでピメンテルとスペインへ駆け落ちするためって感じで描かれてるけど、実際には何年も前から計画していたことでピメンテルは関係なかった。
映画だと退位直後に死んだってことにされたピメンテルだけど、実際にはちゃんと生きていて退位後も女王を補佐し助けている。
映画には退位後の話はないけど、退位後はローマで外交活動なんかに関わっていたようだ。ナポリ王になろうとした時期もあった。
歴史映画の姿を借りたグレタ・ガルボのプロモーション映画って感じな代物。

参考文献
スウェーデン女王クリスチナ―バロック精神史の一肖像 ISBN-10: 412201879X
スウェーデン絶対王政研究―財政・軍事・バルト海帝国 ISBN-10: 4901654624

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