検索履歴をすべて削除しますか?

削除しない場合はキャンセルを選択してください

ウォリアー・クィーン(Warrior Queen Boudica)予告編

3 年前300 views

crazyhis

歴史系映画

allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=320530

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0338806/

2003年 イギリス/ルーマニア映画 103分 日本語版あり。

紀元61年にローマ領ブリタニアで起こったボウディッカの乱を描いた映画だけど、この騒乱だけじゃなく平和な時代から騒乱の時代へと時代が変わっていく流れを描いてる。
映画の半分はクラウディウス帝の時代。賢明でも勇敢でもないけど温厚なクラウディウス帝と戦いに疲れて平和を求めていたボウディッカの夫、イケニ族の王プラスダクス。
プラスダクスにクラウディウス帝が直接会って友人として同盟を結びましょうといった感じでローマとイケニ族の関係が始まり、ローマの官僚によって両者の関係が少しずつおかしくなってる。
だけど表面的には平和で友好的な関係が続く。
それを象徴するようにボウディッカの娘の一人がローマ兵と恋に落ちたりするエピソードも絡めてる。
プラスダクスとクラウディウス帝が死んだところからすべてが険悪な方向へ流れ出す。二人の死を時代の変わり目に置いてるみたいだ。
ネロはイメージ通りの暴君で、たがのはずれたローマの官僚は好き放題暴れ出し、とうとうボウディッカを鞭打ちにして二人の娘を大勢でレイプする。
ボウディッカの娘と恋に落ちたローマ兵は恋人を守れなかったことに絶望して自殺する。この恋物語の破綻がローマとブリトンの関係の破綻を象徴してるのかも。
それで後はお決まりの流れ。反乱がおきる。
反乱鎮圧に派遣されたスエトニウス将軍はブリタニアを多くの血を流してまで維持する価値がないとネロに進言したり、この戦いで支払われる損失とか勝機を冷静に分析したりと思慮深い人として描かれてる。
職業軍人としての自分に嫌気がさしてるのかなと思わせる感じだ。
タキトゥスなどのローマの歴史家が伝える歴史上のスエトニウス将軍とはだいぶ違う。実際には名誉心が強くてこの戦いをチャンスと捉えるような人物だった様だ。
ローマとブリタニアの両方が舞台になってるけど描き方の違いが面白い。ローマの人たちは不自然な化粧してる人が多くてなんとなく背景の色合いも不自然な感じ。特にネロの描き方が狂気だ。
ブリタニアは自然な草原を自然な色彩で映してる。
最後の戦いは職業軍人としての機械的なローマ軍と熱狂した戦士集団ブリトン人って感じ。スエトニウス将軍とボウディッカのそれぞれの演説がそれを補強してる。
この戦いの原史料はタキトゥスとディオカッシウスの二つだそうだ。ディオは演説ばっかりでなんだかよく分からない。タキトゥスの方がエピソード中心でわかり易い。

参考文献
タキトゥス ISBN-10: 4480203222
DIO'S ROMAN HISTORY ISBN-10: 0674991958

動画を報告

問題を選択

動画を埋め込む

ウォリアー・クィーン(Warrior Queen Boudica)予告編
自動再生
<iframe frameborder="0" width="480" height="270" src="//www.dailymotion.com/embed/video/x2vrja5" allowfullscreen allow="autoplay"></iframe>
上の埋め込みコードであなたのサイトに動画を追加します。