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  • 12 年前
被災地の子どもたちを伝統芸能の「狂言」で励まそうと、人間国宝の野村万作さんと息子の萬斎さんらが、10日、福島県いわき市の小学校を訪れました。
いわき市の沿岸部にある四倉小学校を訪れたのは、人間国宝の野村万作さんと息子の萬斎さんなど、狂言師たちでつくる「万作の会」のメンバー8人です。
会場に入った万作さんたちは、まず、1年生から4年生のおよそ200人の児童に狂言の基本となる動きについて説明しました。
そして、萬斎さんらが大きな声で笑う仕草を手本を示しながら指導したり、腰を低く落として体の上下の動きを抑えながら滑るように歩く独特の動作を見せたりすると、子どもたちは大喜びで狂言の動きに挑戦していました。
また高学年の児童らに対しては、人間国宝の万作さんが扇を巧みに操る舞を披露しました。
子どもたちは滑稽さと様式の美しさを感じさせる本格的な狂言に触れて、楽しい時間を過ごしていました。
野村萬斎さんは「子どもたちはにこやかで元気があってよかったです。いつまでも元気ですくすく育ってほしいです」と話していました。

12月10日 21時10分
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